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TAKIBI 2026のボトルとグラスを置いた焚火のテーブルの公式写真と、見出し「8,800円で、秋の夜を変える。」を配した表紙

画像:スノーピーク/デザイン:LUQ編集部

秋の夜に欲しいのは、予定をもうひとつ増やすことではなく、好きな一杯をゆっくり味わう時間かもしれない。

スノーピークと長濱蒸溜所が組んだ「TAKIBI/OKIBI World Blended Whisky 2026」は、そんな夜を思い浮かべたくなる2本だ。焚火のそばでも、自宅のテーブルでも。どちらを選ぶかで、楽しみにする香りも変わってくる。

本稿は2026年9月28日時点の公式発表に基づく紹介です。味わいの説明はメーカーによるもので、編集部の試飲評価ではありません。

道具の先にある、過ごす時間

焚火台や椅子を選ぶとき、私たちは道具の性能だけを見ているわけではない。火を前に何を話すか。何もせず、どれくらい座っていたいか。道具を手に入れた先の場面まで想像している。

このウイスキーも、同じ視点で見てみたい。アウトドアブランドの名前が付いた酒として終わらせず、「どんな夜に開けたいか」から選ぶと面白くなる。

焚火を背景に置かれたTAKIBI 2026のボトル、箱とグラス
TAKIBI 2026。道具と一緒に、一杯を味わう場面まで提案する。
画像:スノーピーク

製造を担う長濱蒸溜所は、滋賀県長浜市で2016年11月に稼働したクラフト蒸溜所。ビール醸造所とレストランを併設している。地域に根付いた造り手と、野外で過ごす時間を提案してきたブランド。その組み合わせに、今回の企画を読む楽しさがある。

煙のTAKIBI、甘みのOKIBI

公式説明で両者を分けるのは、スモーキーさと果実を思わせる甘みの扱いだ。優劣というより、何を中心に味わいたいかの違いとして捉えたい。

黒い箱と並ぶTAKIBI World Blended Whisky 2026のボトル
TAKIBI World Blended Whisky 2026。
画像:スノーピーク

TAKIBIは、ドライフルーツを思わせる甘みやコクに、アイラカスクピーテッド原酒などを重ねた設計。メーカーは厚みのある飲み応えと、煙を思わせる余韻を特徴としている。

グレーの箱と並ぶOKIBI World Blended Whisky 2026のボトル
OKIBI World Blended Whisky 2026。
画像:スノーピーク

OKIBIは、赤ワイン樽とシェリー樽に由来する果実を思わせる甘みが中心。煙の要素を抑えた方向で、穏やかに残る焚火の余韻を表現したという。

名前は似ていても、選ぶ理由は分けられる。煙の香りに惹かれるならTAKIBI、果実感や甘い香りを入り口にしたいならOKIBI。この軸が、まずは分かりやすい。

最初の一本を、どう選ぶか

LUQが先に試してみたいのはOKIBIだ。焚火をテーマにしながら、煙を強く押し出す以外の表現を選んでいるところに興味がある。食後に音楽を一枚選んで、ゆっくり香りを確かめる夜を想像したくなる。

赤く残る熾火を背景に置かれたOKIBI 2026のボトル、箱とグラス
OKIBI 2026。食後のひとときに開ける一本としても気になる。
画像:スノーピーク

一方、ふだんからスモーキーなウイスキーが好きなら、TAKIBIを候補にする理由がはっきりしている。いつもの好みと、このボトルが表現する焚火のイメージがどう重なるかを楽しめそうだ。

これは公式の味わい説明から考えた選び方で、飲みやすさや完成度を試飲で比べた結論ではない。迷ったら、まず自分が好きな香りに近い方を一本。限定品だからと、最初から二本とも揃える必要はない。

8,800円を、どう考えるか

日常の酒として気軽に買い足すには、少し考える価格だ。その一方で、一本を何度かに分けて楽しむと考えると、別の見え方もする。700ml・8,800円を単純に割ると、30ml当たり約377円になる。

もちろん、この計算だけで割安とは言えない。味の好みが合わなければ、残ったボトルを眺めることになる。価格に納得できるかを決めるのは、限られた本数より、開ける場面が自分の暮らしにあるかどうかだ。

キャンプへ持っていく予定がなくてもいい。休日の食後に、読みかけの本を開く。好きなアルバムを最初から聴く。そんな時間をつくるきっかけとして、この一本を選びたいと思えるか。LUQは、そこを購入の基準にしたい。

グラスは、楽しみ方に合わせて

同時に登場するスノーピークのグラスは3種類。こちらは長濱蒸溜所との共同商品ではない。ボトルとは別に、自分の使い方で選べる。

スノーピークのロゴ入りテイスティンググラス2026
テイスティンググラス 2026:3,300円(税込)/220ml。
画像:スノーピーク

香りを確かめる時間を楽しみたいなら、最初に見たいのはテイスティンググラス。ウイスキー一本と合わせると12,100円になる。器まで選んで贈りたいときにも、検討しやすい組み合わせだ。

スノーピークのロゴ入りタンブラーグラス2026
タンブラーグラス 2026:2,970円(税込)/360ml。
画像:スノーピーク

水割りやハイボールで楽しむなら、背の高いタンブラーも候補になる。酒に限らず、普段の飲み物にも使いたい人はこちらが気になるだろう。

カット装飾が入ったスノーピークのロックグラス2026
ロックグラス 2026:8,800円(税込)/290ml。
画像:スノーピーク

ロックグラスは、ボトル一本と同じ価格。公式写真で見るカットの表情は魅力的だが、初めてなら酒を優先して、手持ちのグラスで試してからでも遅くない。気に入った一本のために、後から器を選ぶ楽しさもある。

発売日と、購入前の確認

発表は2026年9月28日。発売前のため、現時点で「買えた」「店頭在庫がある」と紹介する商品ではない。公式に案内された基本情報をまとめた。

項目内容
商品名TAKIBI/OKIBI World Blended Whisky 2026
発売日2026年10月3日(土)
価格・容量各8,800円(税込)/各700ml
アルコール分いずれも47%(公式の商品写真のラベル表記)
販売本数各2,100本限定
製造先長濱蒸溜所
販売先スノーピーク直営店

公式発表の販売案内には、スノーピーク京都高島屋・スノーピーク油山福岡を除く旨と、長濱蒸溜所では販売しない旨が記載されている。来店前に、希望するボトルやグラスの取り扱いを店舗へ確かめたい。

店舗ごとの入荷数、予約の可否、購入本数の制限は、今回確認した発表では分からない。オンラインでの販売案内も確認できていないため、通販で買えることを前提にはしない。

なお、商品名はワールドブレンデッドウイスキー。「シングルモルト長濱」とは別の商品として選びたい。

LUQの見方:過ごす夜を選ぶ

この企画の魅力は、限定ボトルを手に入れることだけにない。煙の余韻を楽しみたいのか、甘い香りに目を向けたいのか。誰と、どこで開けるのか。選ぶ前から、自分の好きな時間を考えられる。

届いたら、棚のどこに置くかより、いつ栓を開けるかを決めておきたい。いいグラスがなくても、立派なキャンプ道具がなくても、始められる。

8,800円で買うのは、ウイスキー一本。そして、その一本をゆっくり味わおうと思う、秋の夜の予定だ。

購入前の確認先

価格・発売予定・販売条件は2026年9月28日確認。今後変更される場合があります。リンクはアフィリエイトではありません。

お酒は20歳になってから。飲酒運転はしないでください。焚火の管理や火の始末は、飲酒していない人が担当するなど安全を優先してください。